プライベート辞書とパブリック辞書
おまとめ忍者の辞書機能を使うことで、専門用語や社名などの固有名詞、略語などを正確に音声認識させることができます。辞書には「プライベート辞書」と「パブリック辞書」の 2 種類があります。
辞書機能のメリット
音声認識では以下のような単語が正しく認識されないことがあります:
- 会社名や製品名(例:「マクニカ」が「まくにか」と認識される)
- 技術用語(例:「API 連携」が「エーピーアイれんけい」と認識される)
辞書に単語を登録しておくことで、これらの用語を正確に文字起こしできるようになります。
注意: 文字起こしモードで「なんでも認識モード」を選択した場合、辞書機能はご利用いただけません。
辞書タイプの簡単比較
| 辞書タイプ | どんなときに使う? | 誰が使える? | 登録方法 |
|---|---|---|---|
| プライベート辞書 | 個人的に使う単語を登録したいとき | あなた自身のみ(使用中の端末で) | アプリ画面から簡単に登録・削除可能 |
| パブリック辞書 | チーム全体で共有したい単語を登録したいとき | チーム全員(全ての端末で) | 管理者に依頼して一括登録 |
プライベート辞書の特徴
プライベート辞書は、個人が利用する専用の辞書です。以下のような特徴があります:
- 個人管理: 自分だけが使用する辞書です
- 即時反映: 登録した単語がすぐに音声認識に反映されます
- デバイス依存: ブラウザごとに独立して管理されます(別のブラウザやデバイスでは登録が必要)
- 簡単登録: アプリ内で簡単に単語の追加・編集・削除ができます
- 用途: 個人的に使用する単語や一時的に必要な単語の登録に最適
パブリック辞書の特徴
パブリック辞書は、組織内で共有される辞書です。以下のような特徴があります:
- 共有辞書: 組織内の全ユーザーで共有されます
- 一元管理: 管理者を通じて登録・更新されます
- デバイス非依存: アカウントに紐づいており、どのデバイスやブラウザからでも利用できます
- 高度な管理: 複数の辞書を目的に応じて作成できます
- 用途: 製品名、取引先名、業界用語など、組織内で共通して使用する単語の登録に最適

辞書の効果的な使い方
登録を検討すべき単語の例
- 固有名詞: 社名、製品名、人名、地名など
- 専門用語: 業界特有の用語、技術用語など
- 略語・略称: プロジェクト名の略称、組織名の略称など
- 外来語: カタカナ語、英語由来の用語など
- 複合語: 複数の単語が組み合わさった長い名称など
辞書活用のコツ
- 発音と表記の差に注意: 読み方と表記が大きく異なる単語は特に登録が効果的です
- 頻度の高い単語から: 頻繁に使用する単語から優先的に登録しましょう
- 関連単語をまとめて: 関連する単語をまとめて登録すると効率的です
- 必要なものだけ: あまりに多くの単語を登録すると認識精度に影響する場合があります。1 度に利用する単語は 100 個以内に収めることを推奨します